DIYを始めたいけど何から手をつければいい?初心者パパ向けゼロから分かるスタートガイド

かんたんDIY

1. はじめに

DIYを始めてみたいけど、何から始めれば良いの?
道具は何がいるの?材料は何処でどんな物を購入すればいいの?
何が作りたいのかわからない…と悩む人も多いかと思います。
そんな悩みが解決出来ます様に分かりやすく解説していきます。


2. そもそもDIYって何?

  • DIYとは
    Damage Irreversible You pay のそれぞれ頭文字を取った文字ですね。
    意味は、その昔アメリカの郊外に住む陽気な夫婦が、自宅を修理している夫に
    壊した、もとに戻らない、自腹で直して」と伝えたのが始まりとか…冗談です。すみません。

    DIYは英語の「Do It Yourself」の略で、直訳すると「自分でやる」という意味です。
    プロや業者に頼まずに、自分自身で物を作ったり修理したりすること。
    例えば、家具を自作したり、家の補修を自分でやったりする行為を指します。
    市販の完成品を購入するのではなく、自分の好きな形やサイズに出来るのも魅力の一つですよね。

3. DIYスタート前に決めること【3ステップ】

STEP1:何を作りたいか考える

STEP2:道具を知る

  • 最初に揃えるべき道具【5選】

1. ドライバー
  インパクトドライバーをお勧めします。
  インパクトドライバーは回転に打撃を加えてネジ締めや穴あけを行います。
  種類が有るので、ざっと大まかに表にまとめました。

種類用途メリットデメリット値段
充電池式
電動インパクト
ネジ締め
穴あけ等
コードレスなので近くに電源が無くても作業可能バッテリーの為
稼働限界有り
15,000円~50,000円
コードタイプ
電動インパクト
ネジ締め
穴あけ等
コード式なので
長時間の作業に
最適
電源が近くに無いと作業出来ない5,000円~15,000円
充電式
ペン型インパクト
ネジ締め等ピストル型で出来ない狭い箇所での作業に活躍コンパクトなので
パワーが足りない
10,000円~20,000円
ドライバー
(手締め)
ネジ締め等優しく締め付ける
箇所には必須
電動工具と比べると締め付けに体力が必要100均でも購入出来ます。

また、充電池式は充電池の容量によってパワーや稼働時間、お値段が変わります。
18Vの物が良いかなと私は思います。
作る物にもよりますが、机や椅子などの木工作業では手締めのドライバーは大変すぎますので
電動工具に頼るのが良いでしょう。

2. ノコギリ
 ホームセンターで部材をカットしてもらえますが、
 細かい部分は自分でカットする必要が有る場合が多々。
 縦切り用・横切り用・ノコ目が粗い物・細かい物・両刃付・片刃タイプ・万能タイプ
 用途に合わせて購入する必要が有りますが
 初めの1本としては ゼットソー265 なんかが宜しいかと思います。

3. コンベックス・さしがね
  コンベックスは巻尺の一種で、薄い金属のテープが自動で巻き取れる計測工具です。
  テープ幅が12㎜~25㎜程度まで有って、太いほど長く取り出した時にたわみにくいです。
  木材や壁、床などの距離測定や、材料を設計図通りに切り出す為の測定等に使用します。

  さしがねは直角や角度を測るL型金属製測定工具です。
  板材の直角の確認や45度など角度の墨付けなど使用頻度はとても高いです。

  どちらもメートル法と尺貫法の物が売られています。
  メートル法はご存じの通り、1㎜、1㎝、1m の世界標準単位ですが
  尺貫法は1厘、1寸、1尺 日本の大工さんや建築の世界で登場する単位です。
  1尺=約303㎜ ですので、とても混乱してしまいがちです。
  間違えて尺貫法を買わないようにメートル法を購入しましょう。

  また、100均のコンベックスと本格コンベックスの比較レビューを行った記事も有りますので
  ご興味がありましたらのぞいてみてください。 

  こちらから

4. 木工ボンド
  木材同士を強力に接着する接着剤です。
  正式名称は「酢酸ビニル樹脂系接着剤」
  約30分程度で硬化して24時間で完全硬化します。
  簡単なものならわざわざビスを使わずとも、接着剤で十分な場合も有りますし
  ビスと接着剤を併用して接合部分の強化も行えます。
  接着部分にほこりや隙間が有ると強度はもちろん落ちますので
  接着面を綺麗にしてから使用します。
  

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感想(1件)

5. ビス
  ビスも様々な種類が有ります。

ビスの種類簡単な説明用途・特徴
木ネジ(コーススレッド)🔩 先端が細くとがり、ねじ山が粗い木材同士の接合。下穴なしでも使いやすい。
ドリルビス(タッピングビス)🔩 先端がドリル形状で自分で穴あけできる金属板の固定。薄い鉄板・アルミに便利。
スリムビス🔩 細身でねじ山が細かい割れやすい薄い木材や合板に。仕上がりキレイ。
石膏ボード用🔩 先端が細く、軸が細い石膏ボード固定用。専用アンカーと併用すると強力。
コンクリートビス🔩 先端が特に硬く、太めコンクリート・モルタル用。必ず下穴が必要。
ステンレスビス🔩 光沢があり錆びにくい屋外使用向け。錆びやすい環境に最適。

また、ビスの頭の部分も選ばなくてはなりません…
皿頭、鍋頭、トラス頭、この辺りがよく使う種類でしょうか。
ビスの長さは接合する部材の2倍~3倍くらいの物を選びます。

STEP3:小さく始める「超初心者向け作品例」

簡単にDIYが出来る物をご紹介します。

① 100均すのこで作る「ミニ収納棚」

🔧必要なもの

  • 100均の木製すのこ 2枚
  • 木工用ボンド
  • やすり(100均)
  • 水性ニス(好みで)

🛠作り方

  1. すのこ1枚をそのまま底板に。
  2. もう1枚をカットし、側面と背面に取り付ける。
  3. ボンドで接着(ビス不要)。
  4. 乾燥後、やすりがけ→ニス塗り(任意)。

✅ここが初心者向けポイント

✔️ 切るのは最小限(のこぎり不要でもOK)
✔️ ボンドだけで組み立て可
✔️ 子どものおもちゃ置き場や玄関棚に使える

② 木製フォトフレーム作り

🔧必要なもの

  • 100均木製フレーム
  • マスキングテープ・ステッカー・木製パーツ
  • ボンド or グルーガン

🛠作り方

  1. 木製フレームにマステを貼ったりペイントする。
  2. 木製パーツや貝殻など好みで貼り付ける。
  3. 完成。超簡単!

✅ここが初心者向けポイント

✔️ 切る作業ゼロ
✔️ 家族や子どもと一緒に楽しめる
✔️ 完成品は玄関やリビングに飾れる


③ 端材で作る「キーハンガー」

🔧必要なもの

  • ホームセンターの端材1枚(300×100mmくらい)
  • フック(100均)2〜3個
  • ドライバー・ネジ
  • やすり・塗料(好みで)

🛠作り方

  1. 端材の角をやすりがけ。
  2. 水性ペイントで好きな色に塗る。
  3. 乾燥後、フックをドライバーで固定。
  4. 壁に掛ける。

✅ここが初心者向けポイント

✔️ 端材なら安く・カット不要
✔️ 「ねじ回し」の練習になる
✔️ 玄関で家族の鍵をまとめるのに便利


4. 「DIY=お金かかりそう…」の誤解

上記に取り上げた簡単作品集の材料・工具は100円均一でも揃える事も可能です。
1000円以内くらいで製作可能でしょう。
工具も、レンタルも出来るホームセンターも有ります。
コメリで、インパクトドライバーは1日500円くらいで借りられるみたいです。
実際に私は、庭全面に人工芝を敷き詰める時に、地盤を直す為に耕うん機をレンタルしました。

また、道具さえ揃えてしまえば、あなたがDIYを行うので工賃は無料!
職人さんが3日かかる作業なら 1人工/20,000円×3日=60,000円無料!!ですよね。
本当はそこに福利厚生費・諸経費も含んで人を使うだけで100,000円なんて事も
自分のスキルアップにもなるし、工賃は無料だし、自分の好きな形の作品は出来上がるし
いいことづくめでは無いでしょうか!


5. 「失敗しそうで怖い」あなたへ

大体の失敗は後からでも何とかなります。
ご自分で使用するものなら尚更大丈夫!

椅子がガタついてしまったなら、もう一度全体の寸法を測って
おかしな所を修正・切断(短くなるかもしれませんが)

仕上がり面にビス傷を付けてしまった→木パテやジョイントコークボンドで目立たなくする。

違う色の塗装が付着してしまった→これはこれでかっこいい(気の持ち様)

私も良く失敗しますが、何度でもやり直して、何がいけなかったのか
どうしたら直せるのかを考える事でDIYの力はどんどん上達するものだと思います。
始めから上手くいく人は、職人さんだって居ないはずなので
どんどん挑戦してみましょう。



6. おまけ:パパDIYあるある・Q&A

  • Q「子どもが手伝いたがるけどどうする?」
    →ボンド取付係を任命する。ペンキを手に塗って手形を付けてもらう
     子供は参加したくてウズウズしてますので、ぜひ簡単な作業を手伝って貰いましょう
  • Q「作業スペースがない」
    →玄関前はどうでしょうか?駐車スペースに持ち運び出来る作業台を置いて作業をしましょう。

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