【迷信を科学で検証!】電子工作でオバケを見つけられる?子どもと盛り上がる理系雑学

DIY電子工作

夏といえば…「オバケ」の季節!
6歳の娘はとっても怖がりで、いつもオバケにガクブル!
「オバケって本当にいるの?」そんな疑問を、投げかけられた私は
どう反応していいか困ってしまいました。
そこで今回は親子で楽しくオバケについて考えてみましょう!

オバケ探知機を「作ったつもり」で理系的に遊べる雑学をお届けします!


👻「オバケを探せる装置」って作れるの?

そんな便利な装置があるのでしょうか。
外国には「ゴーストハンター」と言う、オバケ退治を生業としたお仕事があるみたいですね。
一体この方々はどんな道具を使ってゴーストをハントしているのでしょうか…
どうやらこんな物を使用しているみたい👇

🧰外国のゴーストハンターが使う主な道具一覧

分類名前目的・使用方法
📡 電磁波測定EMFメーター(ElectroMagnetic Field Meter)霊的存在が近づくと電磁波が乱れるという仮説から、異常なEMFを検知するために使用。
🎤 音声録音デジタルレコーダーEVP(Electronic Voice Phenomena:電子音声現象)を記録。霊の声とされる音声が入ることがある。
🎥 映像記録赤外線カメラ / フルスペクトルカメラ暗闇でも撮影可能。人の目では見えない「何か」を捉える目的。
🌡 温度測定赤外線温度計 / 温度ロガー急激な温度の変化(特に急な冷え込み)が霊的現象の兆候とされる。
👻 通信機器スピリットボックス(Ghost Box)AM/FMの周波数を高速スキャンして、霊がその間に言葉を挿入するという理論。ランダムノイズの中に言葉が聞こえることがある。
📻 検出機REMポッド(Radiating EM Pod)自分の周囲に電磁フィールドを張り、何かが近づいた時にアラームで知らせる装置。
📊 モニタリングK2メーターEMF測定器の一種。感度が高く、LEDで反応がわかりやすい。
🧭 その他コンパス地磁気の乱れを視覚的に確認。急に針が動く場合、霊的な影響があるとされる。
🎮 ガジェット系オバケ探知アプリ(スマホ用)EMFやEVPなどを検知するスマホアプリ。信憑性は低いが、エンタメ向き。
📓 記録現場ノート / スケッチ帳現場での体験や音・気温・感情などを記録するアナログツール

これらの物は見えない変化を可視化するためのセンサー
オバケじゃなくっても、「何か変化があるか?」を検出することはできますね!

おばけ探知機 BAKETANについて

2005年頃から発売された「おばけ探知機BAKETAN」と言うグッズを知ってますか?
持ち歩いてボタンを押すことで「おばけの気配」を検知してLEDで判定するそうです。
LEDが青→緑→赤→紫→黄と変化していく事で禍々しい気配を察知するのだとか…
めっちゃおもろいですよね!!
エンタメ要素強めのグッズですが、これはどんな構造なのでしょうか。
メーカー公表では

  • 電磁場(EMF)
  • 温度・湿度の微細な変化
  • 時空間のゆらぎ…???
  • 空間の「乱れ」を独自アルゴリズムで分析

これらの情報をもとにLEDの色で状況を表示しているそうです。
👇画像はリンクです。

🔧電子工作で「ばけたん風」を作るには?

パーツ役割
EMFセンサーモジュール電磁波検出
温湿度センサー(DHT11など)環境の変化検知
NeoPixel LED色で判定を表示
小型バッテリー+ケース携帯型にする

この辺の材料をArduinoで作ると、ばけたんっぽい工作が出来そうですね。
作ってみて、自分の住む町のいかにも出そうなエリアで試してみた記録を
マップ化して自由研究の発表するのも面白そうですよね!


ゴーストをバスターする装置は?

ゴーストをバスターすると言えば…そう!映画「ゴーストバスターズ」!!
面白いですよね~!あの装置プロトンパックと言うみたいです。
ではどんな装置なんでしょうか!見てみましょう。

仕組み・構造

  • 背中のバックパック部分には小型の原子炉(陽電子衝突加速器)があり、陽子ビームを生成します。
  • このビームはニュートロナ・ワンド(手持ちの発射器)に接続され、そこから強力なプロトンストリームを放出。幽霊の負のエネルギーを中和し、捉えることが可能です
  • プロトンストリーム自体は非常に危険かつ制御が難しく、周囲に損害を与えるリスクも伴います

⚙️ 特徴と制限

放射線シールドは不完全なため、安全に連続稼働させるのは困難です

重さは約25 kg程度で、長時間の使用は身体的に厳しいものとなっているようです

✨補足:現実の粒子ビームは何ができるの?

  • 陽子ビーム:がん治療(陽子線治療)や、物質の分析・改質に使用
  • 陽電子ビーム:表面分析、物質内部の電子状態測定などに使用

残念ですが、幽霊は捕まえられません・・・(今のところ)。

🔬科学的に検証してみよう:よくある“オバケ現象”の正体

子どもと一緒に考えたい! 「オバケ現象」は、科学で説明できることが多いんです。

1. 物音がする → 温度変化や家の歪み

  • 夜に木造の家がきしむ音は、温度変化で木材が収縮してるだけ。

2. 気配を感じる → 微弱な風や気圧の変化

  • 密閉された空間でも、ドアの隙間や換気扇の影響で気流が生じます。

3. ラップ音が鳴る → 電線や電磁ノイズ

  • 実際、スピーカーの近くでスマホの通知が鳴ると「パチパチ」と音がしますよね?

🛠妄想工作:オバケ探知機を「作ったつもり」で遊ぶアイデア

実際に部品がなくても、「どんな風に作れそう?」を子どもと一緒に考えるだけで
理科の勉強になりますよ!

アイデア①:EMFメーター風のLEDセンサー

  • 電磁波に反応してLEDが光る装置(実際に作れますが、今回は“想像”でOK)

アイデア②:温度センサー+警報音

  • 急激な気温変化を察知したら「うらめしや~」と音が鳴る仕組み!

アイデア③:風センサーで鈴の音

  • 微風を感じたら、鈴の音や光で“気配”を再現!

👨‍👧 親子トーク例:
「これでオバケが近づいたらLEDがピカって光るってこと?」「風が吹いたら音が鳴るなんて、それっぽい〜!」と、イメージをふくらませるだけでも楽しめます。


🧠遊びながら理系脳が育つ!「怖い×科学」は最強コンビ

子どもって、「ちょっと怖いけど面白い」ものに夢中になりますよね。
そこにセンサーや物理現象の話を組み合わせることで、自然と理系の視点が育ちます。

  • 「なぜ気配を感じるのか?」
  • 「なんで温度が下がると怖く感じるのか?」
  • 「見えないものを検出するにはどうしたらいいか?」

こうした問いかけは、将来の自由研究のタネにもなります


✍まとめ:オバケは見えないけど、変化は“測れる”

今回は「オバケ探知機」をテーマに、科学と電子工作の入り口をゆるゆる~っと探検しました。

実際に作らなくても、

  • 子どもと一緒に考える
  • 身の回りのセンサーを想像する
  • 怖い話の“科学的な裏側”を知る

そんな時間が、一番の電子工作への第一歩になるかもしれません。


📎次回予告(または関連記事リンク)

  • 【自由研究にも!】電子工作で作る“感知系ガジェット”3選
  • 【夏休み特集】子どもと科学を楽しむ!怖い話×電子工作ネタ帳

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