はじめに
「子どもが感電したらどうしよう」
「すぐ飽きちゃって、材料費や教材費が無駄にならないかなぁ」
「自分で教えられるかなぁ」
私も6歳の娘と電子工作を始める前は
このような疑問と不安がいっぱいでした。
この記事では、同じような不安を抱えている親御さんに向けて
リアルな体験談をお伝え出来ればと思います。
不安その1 子どもが怪我をしないか心配!!
多くの親が抱く具体的な不安
- 「感電しないかな?」
- 「部品で手を切ったりしないか?」
- 「変な化学物質とかはないのかな?」
- 「電気で火事になったりしない?」
では実際のところ、どうなの?
感電の心配はほぼありません!!
家庭用の9V電池や単3電池(1.5V)程度では、
万が一濡れた手で触っても「ピリッ」とするかなって程度。
実際、私の娘も何度も素手で触っていますが、一度も痛がったことはありませんよ。
ただし、最初に子どもと約束事を決めました
- 電池は必ずパパが取り付ける!
- 部品を絶対に口に入れない
- 不安に思ったら必ず聞くこと!
安全に始める具体的な対策
- 低電圧からスタートしましょう
- まずは単3電池から
- だんだん慣れてきたら9V電池に
- 安全な部品選び
- 角が丸い部品を選ぶ
- 小さすぎる部品はなるべく避ける事
- 日本製の安全基準をクリアした製品を使用しよう
- 作業環境の整備
- 作業場所は明るさを確保
- 水気のない場所で作業をしよう
- 床に部品が散らばらないよう整理
- 散らばったら直ぐにお片付け
1年間続けていますが、怪我は一度もありません。
言い続けてるので、子どもの方が慎重に扱うことが多いです。
不安その2 お金がかかりすぎないか心配

親が心配するお金のこと
- 「初期費用はいくらかかる?」
- 「途中で高い部品が必要になったら?」
- 「他の習い事と比べてコスパは?」
現実的な費用はこんな感じ
初月の出費(最低限セット)
ブレッドボード:500円
LED(10個):100円
抵抗器(10本):100円
ジャンパーワイヤー:300円
電池ボックス:200円
電池:200円
─────────────
合計:1,400円
その後の月額費用
- 電池代:月200円程度
- 新しい部品:月300~500円程度
他の習い事との比較
- ピアノ教室:月6,000~8,000円
- 英会話教室:月5,000~7,000円
- 電子工作:月500円程度
必要なのは、工具と部品代だけなので、そんなにお金はかかりません。
本格的に学ぶなら、このような教室も有ります
とっても面白そう…自分が子供だったら親におねだりして通いたいですね👇


コストを抑える工夫をしよう
- 100均活用術
- 電池は100均で十分
- 収納ケースも100均で購入
- プラスチック容器で部品整理
- 作品の外箱も100均のアクリルケースを購入
小さい部品が多いので小分けに出来るケースが便利!!100均にいろんな種類が有りますよ!

- 段階的な投資
- 最初は基本セットのみ
- 子どもが興味を示したら追加購入してみる。
- 誕生日・クリスマスプレゼントとして工作キットを贈る
👇速習キットがおすすめ!センサーやスイッチ等の部品が付属していますよ。(画像はリンクです)

- 長期利用のコツ
- ブレッドボードは半永久的に使用可能
- LEDや抵抗器は壊れにくい
- 一度買えば何度でも使い回せる
実体験レポート: 我が家では初期投資2,000円で、1年間楽しめています。月換算で約170円。
毎月の子どもたちのおやつ代よりも安い!
不安その3 子どもが飽きてしまわないか心配
親が抱く飽きてしまわないかの不安
- 「最初だけ興味を示して、すぐ飽きるのでは?」
- 「難しくなったらやめちゃうのでは?」
- 「自分が教え続けられるか不安」
子どもが飽きる本当の理由とは!
飽きる理由TOP3(我が家の経験より)
- いつも同じことの繰り返しでつまらない…
- 対策:2週間に1つ新しい要素を追加
- 例:LED → ブザー → モーター
- 成功体験が少ないから
- 対策:必ず成功する簡単な課題から始める
- 「光った!」の瞬間を大切に
- 親が先回りしすぎる
- 対策:子どもに考える時間を与える
- きかれても「どうなると思う?」と問いかける

継続させる具体的なコツ
段階的レベルアップ計画
1ヶ月目:光らせよう!!
- LED1個を光らせる
- 色違いのLEDで遊ぶ
- スイッチで点滅制御

2ヶ月目:音の実験をしよう!!
- ブザーで音を出す
- 音の高低を変える
- 簡単なメロディ作り

3ヶ月目:動かそう!!
- 小さなモーターを回す
- プロペラをつけて風を作る
- 簡単なロボット作り
親のモチベーション維持について
「自分にできるかな」への対処法
- 完璧を求めない
- 子どもと一緒に学ぶスタンスで!楽しむことが大事!
- 「わからないことは一緒に調べよう」
- 記録を残す
- 作品の写真を撮る
- 子どもの成長を日記に記録しよう
- SNSで同じ趣味の親と繋がる
- 小さな成功を積み重ねる
- 毎回必ず1つは成功体験を作る
- 子どもの「できた!」を一緒に喜ぶ
実体験: 娘は8ヶ月継続中。最近は「次は何作る?」と自分から聞いてくるようになりましたよ!
不安その4 本当に子どもの成長に役立つの?

期待と現実のギャップ
期待しすぎていた点
- すぐに理系脳になる → 実際は少しずつ
- 集中力が劇的に向上 → 波がある
- 将来エンジニアに → まだわからない
予想以上だった点
- 論理的に話すようになった
- 失敗を恐れなくなった
- 「なぜ?」をよく考えるように
具体的な成長エピソード
娘の変化(5歳→6歳)
- 前: わからないとすぐ「パパやってよ」
- 後: 「もう一回やってみる」と言うように!
- 前: うまくいかないともうやらないと投げ出す
- 後: 「何が違うんだろう」と原因を探すように
実際に始める前のチェックリスト

子どもの準備度チェック
□ ハサミを安全に使える
□ 10分程度集中して作業できる
□ 「やってみたい」と言っている
□ 小さな部品を誤飲しない年齢
親の準備度チェック
□ 週1回、30分程度の時間を確保できる
□ 失敗を一緒に楽しめる心の余裕がある
□ 初期投資2,000円程度は問題ない
□ 安全管理に責任を持てる
不安よりも得られるものの方がずっと大きいです
1年前の私に言いたい!「ぜんぜん大丈夫だよ」って。
- 安全性: 正しく使えば危険はほぼゼロ
- コスト: 他の習い事と比べて格安
- 継続性: 工夫次第で長く楽しめる
- 教育効果: 予想以上に子どもが成長する
何より、子どもと一緒に「わからない」を「わかった!」に変える時間は
親にとっても最高に楽しい時間。
完璧を求めず、安全に配慮しながら、親子で一緒に学ぶ。
それが電子工作の一番の醍醐味だと思います。
ぜひ親子で電子工作を楽しんでみてくださいね!


